2012年3月27日
■ 「仮面ライダー」聖地巡礼・アブゴメス三宮編
日本の代表的な特撮といえばウルトラシリーズやゴジラ、それと『仮面ライダー』ではないでしょうか。ウルトラセブンの「ウルトラ警備隊西へ」が放映されてから5年後の1972年、今度は仮面ライダーのロケ隊が神戸を訪れます。
ライダーシリーズは1971年4月に放映が開始されて以来、ウルトラシリーズとともに日本のヒーロー界を引っ張り続けています。第71話「怪人アブゴメス 六甲山大ついせき!」は、タイトルの通り、六甲山をまたに掛けてアブゴメスと仮面ライダー(本郷猛)の死闘が繰り広げられます。物語が始まるのは神戸港です。では物語の流れに沿って、ロケ地を巡っていきましょう。
◇
「関西最大の港、神戸。その神戸に、ショッカーの手がかりがあると、FBIの使命を受けた本郷猛と滝和也は、ひそかに関西に飛んで、ショッカーの動きを探りつつあった」
多くの外国人客とともに、「CATHAY号」という客船に乗り神戸港のポートターミナルにやってきた怪しげな大柄の男。明るめのスーツ、丸刈りという出で立ちにサングラスとステッキという、いかにも強面な印象を醸し出しています。
船内から尾行を続けてきたFBI捜査官のジョージは、到着を待ち構えていた滝とバルコニーで合流し、男の後をつけるため密かに打ち合わせます。
ポートターミナルから中埠頭に出て、周囲に気を張らせつつ神戸港を後にする男を、ジョージが辛抱強く追いかけます。彼は男のことをはるばるメキシコから付けてきたようです。
葉巻煙草をくゆらせながら、JR三ノ宮駅西口からさんちかにつながる階段を悠々と下る男。ジョージはその背後を、数メートルの近距離でつけていきます。
「ハッ、消えた。そんな馬鹿な!?」
さんちか内にある出口の突き当たりで、ジョージは男を見失ってしまいます。急なハプニングに驚き、すぐさま階段をかけのぼって探すものの、男の姿はありません。おかしく思い、振り向いたその時……。
「オッ!?」
いつの間にか逆に、ジョージのほうが男に背後を許していたのです。メキシコからジョージに尾行されていたことに気づいていた男は、たじろぐジョージに対して不敵な笑みを浮かべながら、真実を明かします。
この男、単なるショッカーの連絡員ではなかったのです。強面の男の姿が一瞬にして、メキシコ奥地に生息し、牛を一刺しで倒すと恐れられる毒アブの改造人間のそれへと変貌します。
「その名もアブゴメス!ヴルルルルルル!!」
日本の誇る電子工学博士、木原博士は、学術会議のため有馬温泉に滞在しています。アブゴメスは、博士をショッカーの科学者グループの一員とするために神戸へやってきました。ジョージは凶悪な怪人と化したアブゴメスによって倒されてしまいます。
場面は「春日外科病院」の一室に移ります。
アブゴメスがジョージを襲ったさんちかの現場に、外国人の女の子キャシーがたまたま居合わせてしまいます。口封じされそうでしたが、本郷と滝に救われます。母親が見守るなかベッドで目覚めた彼女から、アブゴメスの話したことを聞き出そうとした本郷と滝でしたが……。
「さぁ、思い出すんだ、ね?……危ない!」
別のビルの屋上から、ショッカーがキャシーを狙ってライフル銃を発射、直前に危険を察知した本郷により、間一髪で銃撃を免れたのでした。この出来事が記憶を呼び覚ませたのか、キャシーはアブゴメスが話していた目的を思い出します。彼女の話を聞きアブゴメスの目的を知った本郷は母子の安全を滝に任せ、すぐさま新サイクロン号を駆って有馬へと向かったのでした。
「ライダー……変っ身っ!!」
~有馬編へとつづく~
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