お知らせ/一覧

トップページ  > サブカルニュース/一覧

2013年12月9日

第18回アニメーション神戸授賞式(中) アリス・ナインが祝福

Share on Facebook

アニメーション神戸賞の第2部は授賞式です。 賞の発表自体は10月に行われていますが、 「受賞者に会いたい」「どんなコメントが飛び出すか」などと会場の視線がステージに集まりました。

司会は、同賞の草創期から携わっていらっしゃるラジオ関西「青春ラジメニア」パーソナリティの岩崎和夫さんと南かおりさんです。

▼個人賞 水島努監督

 

水島努監督(右)

ステージのスクリーンには代表作として『ガールズ&パンツァー』の映像が流されました。 審査委員から「ギャグアニメからシリアス、青春ものなど幅広く手がけられているほか、ご自身で作詞・作曲もされる多彩な才能の持ち主」と紹介されると、水島監督は「お客さん、舞台の大洗の人たちに支えらている。個人賞だが個人でとれるほど生易しいものではなく、スタッフやお客さんたちに生かされている」と謝辞を述べました。

▼特別賞 河森正治アニメ監督(メカデザイナー、ビジョンクリエイター)

河森氏は『ノブナガ・ザ・フール』の公演のため、残念ながら欠席でした。 ビデオメッセージで「『地球少女アルジェナ』の舞台、神戸は思い出深い地」と神戸に触れ(スクリーンにはマクロスシリーズの合間にアルジェナの映像も流れていました)、 続いて「誰も見たことのないオリジナル作品に挑戦していきたい」と抱負を語っていました。

▼特別賞 プリキュアシリーズ製作チーム

吉田仁美さん(右)

今年10年目に突入したプリキュアシリーズにも特別賞が贈られました。会場を盛り上げたのは東映アニメーションの関係者と一緒に声優で歌手の吉田仁美さんが登壇したこと。仁美さんは現在放送されている『ドキドキ!プリキュア』でエンディングテーマを歌われています。「節目の年に素晴らしい賞をいただけて嬉しい」と話していました。

▼作品賞 『進撃の巨人』

 

荒木哲郎監督(右)

審査委員のアニメージュ編集長から「深夜アニメの方程式を覆した作品」「誰も異論はなかった」「海外でも高い評価」と紹介されたのが『進撃の巨人』です。方程式のくだりは正確には「深夜アニメの方程式を覆した…萌えキャラがいない…。ミカサがいるけれど…」と、きめ細かな?説明で、観客の笑いを誘っていました。ステージに登場したのは荒木哲郎監督です。荒木監督は「自分たちが面白いと思うものを死にもの狂いでやってきた」「素晴らしい原作に、スタッフみんなの力が合わさってできた怪物…」などどと振り返っていました。

▼作品賞 『言の葉の庭』

新海誠監督

『言の葉の庭』の新海誠監督がステージに呼ばれます。授賞理由を発表するコンテンツメディアプロデューサー櫻井孝昌氏が「サプライズゲストです」と言うと、檀上には新海監督の熱烈なファンというヴィジュアル系バンド「Alice Nine(アリス・ナイン)」の将さん、ヒロトさんのお2人が登場。新海監督を喜ばせました。

左から新海監督、将さん、ヒロトさん

新海監督は「アリス・ナインのようなイケメンがアニメを見るんだ。さわやかな男の子がアニメを見るようになった」(会場・笑)、とサプライズゲストのお二人を歓迎した後、「僕たちのようなインディーズのオリジナル作品を認めていただいた」と謝辞。「これからも表現の幅を広げていきたい」とスピーチしました。

新海監督は2002年に公開した『ほしのこえ』が「第7回アニメーション神戸作品賞(パッケージ部門)」に選ばれています。「11年ぶりの受章。この賞が、(アニメ制作を)続けてこられた一つのきっかけになった」と語っていました。

▼特別功労賞 宮崎駿監督

今年、アニメ制作からの引退を表明された宮崎駿監督に特別功労賞が贈られました。

アニメーション神戸の審査委員会は、各アニメ雑誌(東京の出版社)の編集長などで構成されており、各賞はこの審査委員会で審議されますが、特別功労賞については実行委員会(神戸のメディア、教育機関、商工会議所などで構成。委員長は声優の神谷明さん)から発案があり、審査委員会で検討したとのこと。

宮崎監督は第2回アニメーション神戸・演出部門賞を受賞されており、 残念ながらこの日は欠席でしたが、スタジオジブリの関係者が宮崎監督のメッセージを代読。 「賞は大変ありがたいが、『風立ちぬ』がまだペイラインに達していない。心を自由に生きたい」と読み上げ、会場を沸かせました。宮崎監督がアニメ制作に携わったのは1963年ですから今年はちょうど50年。引退は残念ですが、節目の年にまたこうして神戸と縁を結べたことは、神戸市民として嬉しく思います。ジブリ関係者によると、いまは戦国時代をテーマに漫画を描いているとのこと。作品の完成が楽しみです。

▼主題歌賞(ラジオ関西賞) 『紅蓮の弓矢』 (歌:Linked Horizon=リンクト・ホライズン)

主題歌賞(ラジオ関西賞)は一般の投票が大きな鍵を握ります。今年は『AKB0048』(エーケービー・ゼロゼロフォーティエイト)がリードしていましたが、『進撃の巨人』が猛追。最後は「紅蓮の弓矢」がAKBを追い抜いたとのこと。リンクト・ホライズンは紅白歌合戦の出場も決めており、紅白出場者がアニメイベントでも対決していたんですね。 授賞式ではポニーキャニオンの関係者が「リンクト・ホライズンは原作の当初からのファン。諫山さんと歌詞の制作から関わってきた」などのエピソードを披露していました。大晦日の紅白、楽しみですね。

※受賞者トークショー&受賞者コンサートに続く

第18回アニメーション神戸授賞式(上) 一般作品の表彰も
第18回アニメーション神戸授賞式(下) 新海誠VS荒木哲郎

 

 

関連記事: