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2014年3月30日

KOBerrieS♪ 初の映画主題歌

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 愛犬と全国行脚 震災募金の旅が紙芝居風映画に

 阪神・淡路大震災で被災した神戸を支援するため、神奈川県横須賀市の蒲谷哲(かばやさとし)さん(72)と愛犬ジローがミニバイクで全国を募金行脚した実話が、紙芝居風の映画になった。主題歌は神戸発の地域活性化アイドル「KOBerrieS♪(コウベリーズ)」が担当。4月19日に静岡市で初上映され、神戸では震災20年となる来年秋、上映会が計画されている。

神戸市役所に全国で集めた寄付金を届けに来た
蒲谷さんとジロー=1998年12月

映画の主題歌を担当するコウベリーズのメンバー

 蒲谷さんは友人を亡くした失意から立ち直ろうと、全国の被災地支援を掲げた日本一周を決意。1994年からミニバイクでジローとともに全国を回り、集めた寄付を雲仙・普賢岳の大火砕流の被災地などに届けた。

 阪神・淡路後は支援の中心を神戸とし、96年から3回の日本一周を実現。そのたびに神戸市役所を訪れ、全国の善意を届けた。だが99年、旅の途中に京都で脳疾患を発症。病院に運ばれる蒲谷さんを追って駆けだしたジローも、車にはねられて大けがをした。

 蒲谷さんは手足にまひが残り、ジローも後ろ脚が動かなくなって補助器具が必要になったが、バイクをジローの負担が少ないサイドカー付きに改造して旅を再開。無事に神戸市役所に募金を届け、神戸への寄付は計約500万円に上った。

 その後、蒲谷さんは体調が悪化して旅を断念し、ジローは2004年に14歳で死んだが、“2人”を応援する早川潤子さん(54)=静岡市=が2年前、映画製作を発案。「魔法使いサリー」などを手掛けたアニメ作画監督・香西隆男さん(76)と知己を得て、絵を描いてもらえることになった。

 映画「ありがとうジロー」には約300枚の絵が使われ、蒲谷さんとジローがともに障害を乗り越えて神戸を目指す30分間の物語に仕上がった。コウベリーズは思い出の美しさをつづる主題歌「タイムマシーン」を歌う。

 蒲谷さんは現在、ほとんど寝たきりの生活だが、映画完成に「うれしい」と笑顔。早川さんは「この映画が各地で上映され、蒲谷さんとジローが再び『日本一周』できれば」と期待する。

 神戸での上映会は、神戸市長田区の玉龍寺で開かれる予定。
上映希望などは早川さんTEL090・2180・4181

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