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2014年5月31日

「ばくー」 通りに出没 シネマの街PR 神戸・新開地

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シネマの街復活 新キャラに託す
3館連携、7月にフェス開催

 1950年代には20以上の映画館がひしめいた神戸・新開地に最近、1体のキャラクターが出没している。夢を食べるとされる架空の生物「獏(ばく)」をイメージした「ばくー」で、大好物は映画。今は3館となったものの、大手シネコンとは違う個性的な作品上映を続ける〝シネマの街〟を盛り上げようと、上映日程表などを手にさりげなく存在をPRしている。

新開地の通りに出没する「ばくー」。腰を下ろして映画館の上映情報を確認中
=神戸市兵庫区新開地5

 かつて東京・浅草と並ぶほど娯楽産業が発展し、神戸の娯楽の中心地だった新開地。個性あふれる飲食店や競艇の場外舟券売り場などが混在するかいわいに往時の雰囲気を残す。

 一方で、地元商店主らでつくる「新開地まちづくりNPO」によると、近年はマンション建設が相次ぎ、地域に子育て世代も増えている。そうした中、パルシネマ、神戸アートビレッジセンター(KAVC)、シネマ神戸の3館がそれぞれ、こだわりの作品を上映している。

飲み屋街と隣り合う「パルシネマしんこうえん」。他の映画館2館とともに新開地で個性的な作品上映を続ける
=神戸市兵庫区新開地1

 「ばくー」は今春、映画館の存在を地域内の新たな住民らにもアピールしようと、KAVCが誕生させた。以降、市内の催しに登場するほか、通りに不定期に出没。背中を丸めるようにしてヨチヨチ歩く姿に、子どもたちのみならず大人も思わず足を止めている。各映画館や居酒屋などにも立ち寄るようで、街のPRも兼ねてその様子をフェイスブックなどで発信もしている。

 3館は近年、街全体に人を呼び込むために連携を強化。昨年6月から共通の上映情報紙の発行を始め、今年7月の3連休(19~21日)には、近隣のライブハウスや飲食店街と一緒に「シネマストリートフェスティバル」を初開催する。

 同フェスでは、映画やライブ観賞、食べ歩きに使える共通チケットを用意し、新開地を散策してもらう。チケットには「ばくーグッズ」も付ける予定で、関係者らは「ばくーにも新開地にも、長く親しんでもらうきっかけになれば」と期待を寄せている。

神戸アートビレッジセンターKAVC
 TEL 078・512・5500
「ばくー」 facebook

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