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2014年7月6日

見果てぬ少年の夢 松本零士秘蔵コレクション展 7月12日~ 丹波

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 広大無辺の宇宙を舞台にした男のロマン、少年の夢と冒険…。アニメ化もされた漫画「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」に胸躍らせた人は少なくないだろう。独特の美学に貫かれたSFファンタジーは、海外でも人気が高い。その生みの親が漫画家・松本零士だ。彼の画業60周年を記念した本展では、草稿や直筆原稿、アニメ作品のセル画、初期作品の掲載誌など約200点で巨匠の魅力に迫る。

 愁いを帯びた微笑が忘れがたい、黒衣の金髪美女は「銀河鉄道999」のヒロイン、メーテル。慈愛に満ちた聖女のようであり、男を破滅へと導くファム・ファタール(運命の女)のようでもある。眼帯姿で頬に傷ある偉丈夫は、自由を愛し、自らの信念のため闘う宇宙海賊ハーロック。風采の上がらぬ、がに股、ど近眼の眼鏡男、大山昇太は、4畳半の下宿を舞台にした出世作「男おいどん」の主人公だ。松本漫画に登場する名キャラクターたちが、会場で豊かな個性を競う。

 1938年、福岡県生まれ。陸軍のパイロットだった父の仕事の関係で、幼少期に一時、明石市に暮らした。戦後、小中高時代を過ごしたのは北九州市。家は貧しかったが、15歳で描いた「蜜蜂の冒険」が漫画の新人賞に輝き、高校生でデビュー。学費などは自らの原稿料で賄ったという。

 高校卒業後、片道切符を手に夜汽車で上京。東京で漫画家としての成功を夢見ての旅立ちだった。そのときのSL体験が「銀河鉄道999」の母胎ともなった。主人公星野鉄郎の旅を通し、男の友情や青年の自立と成長、科学文明への懐疑、生命の尊厳などの主題が叙情豊かにつづられる。

 幼いころからの天文マニアで航空機ファン。宇宙への憧れや多彩なメカへの愛も作品の随所にあふれている。

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未来への道標(みちしるべ)/画業60周年記念
松本零士 秘蔵コレクション展

【会期】
7月12日から8月31日まで

【開館時間】
10~17時(入館は16時半まで)
7月21日を除く月曜と7月22日休館

【会場】
丹波市立植野記念美術館
(丹波市氷上町西中)
TEL0795・82・5945

【観覧料】
一般600(500)円
大学・高校生400(300)円
中・小学生200(150)円
カッコ内は20人以上の団体料金

【主催】
丹波市教育委員会、丹波市立植野記念美術館
神戸新聞社

★植野記念美術館ホームページ
「未来への道標 画業60周年記念 松本零士 秘蔵コレクション展」

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